Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
浅野 芳裕; 川島 祥孝*
Radiation Protection Dosimetry, 115(1-4), p.176 - 180, 2005/12
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Environmental Sciences)磁場強度10Tの超伝導ウィグラーと8GeV蓄積リングから発生する放射光をBeターゲットに照射して得られる光核反応中性子強度を評価するとともに、熱中性子利用の立場から遮蔽,減速装置を概念設計するとともに実験位置で得られる強度を既設設備と比較した。
宇山 親雄*; 武田 徹*; 豊福 不可依*; 徳森 謙二*; 安藤 正海*; 兵藤 一行*; 板井 悠二*; 塩飽 秀啓; 西村 克之*
Medical Applications of Synchrotron Radiation, p.149 - 157, 1998/00
SPring-8の医学利用実験施設へ導かれる3本のビームラインの内、真ん中の偏向電磁石ビームラインは既に建設が始まっているので、それ以外の挿入光源ビームライン2本について設計を行った。われわれ、医学利用研究グループが行う研究(単色X線冠状動脈撮影、単色X線断層法、微小心臓血管造影法、腫瘍検出画像法、X線位相コントラスト画像法)において、人を被写体とする医学診断のためには、照射野が大きくかつ強度の高いX線が必要となる。これらの研究のために種々の検討を行った結果、挿入光源として片方をアンジュレータ、もう片方をウィグラー(マルチポールウィグラー)を設置すべきであるという結論に達した。挿入光源の設計結果を蛍光X線法や多層膜等を用いた単色広照射野X線生成法を提案する。
岸本 泰明; 徳田 伸二; 坂本 慶司
Physics of Plasmas, 2(4), p.1316 - 1325, 1995/04
被引用回数:5 パーセンタイル:28.32(Physics, Fluids & Plasmas)長いウィグラーを持つプラズマ加熱用の高パワー自由電子レーザー(FEL)においては、電子ビームが発散するのを防ぐため収束磁場が必要である。しかしそのような付加的な収束磁場によって引き起こされる長いスケールの横方向の運動はビームの縦方向の運動に変調を与えて、たとえビームがうまく伝播したとしてもビーム粒子と輻射場の間の位相関係を壊し発振が阻害されることがある。本論文ではそのような複雑な磁場構造配位での微妙な位相関係を調べるため、CaryとLittlejohn[Annals of Physics 151,1-34(1983)]によって開発された非正準座標とリー変換を用いた系統的な摂動論を提案する。ここではこの手法を放物状に湾曲した磁極面を持つ自己収束型ウィグラーに適用する。この非正準的なアプローチはこの種の問題に対して見通しが良く包括的な手法であり、また複雑な他の任意のウィグラーに対しても適用することが可能である。
浅野 芳裕; 笹本 宣雄
Radiation Physics and Chemistry, 44(1-2), p.133 - 137, 1994/00
被引用回数:16 パーセンタイル:78.48(Chemistry, Physical)大型放射光施設ビームライン遮蔽安全設計のための計算コードを開発した。このコードは、BNLのPhotonコードを基に、光源としてアンジュレータも考慮できるようになっている。光子の散乱現象においても、偏極による影響、角度分布がコヒーレント、インコヒーレント散乱過程で考慮することができる。また線量当量計算も、ヒルドアップ効果とともに考慮することができる。このコードを用いてSPring-8施設ビームラインの概念設計を行うとともに、他のコード(モンテカルロ計算コード)との比較計算、および文部省高エネルギー物理学研究所放射光施設ビームライン14Cを用いたベンチマーク実験の結果についても発表を行う。
今野 雅行*; 吉田 清; 礒野 高明; 杉本 誠; 佐々木 茂美; 熊谷 健夫*
JAERI-M 90-077, 19 Pages, 1990/05
超電導ウィグラー・コイルは、通常、樹脂含浸したレーストラック型コイルであり、トレーニングによって定格性能を安定させるのが一般的である。そこで、このトレーニング回数を極力少なくて済むように工夫して製作し、励磁実験を行なった。超電導ウィグラー・コイルの製作にあたり、その製作方法及び樹脂材料について検討した。その結果に基づきコイルを製作した。励磁実験では、2回目で各コイルの定格電流まで通電可能となり、4回目で導体の臨界電流値まで流すことができた。当初の目的であるトレーニング回数の少ない超電導ウィグラー・コイルの開発に成功した。
岸本 泰明; 小田 久子*; 志甫 諒; 小田島 和男; 前田 彦祐
Journal of the Physical Society of Japan, 59(1), p.118 - 129, 1990/01
被引用回数:6 パーセンタイル:54.33(Physics, Multidisciplinary)高電流ラマン動作領域自由電子レーザーにおいて、エネルギー変換効率に対する縦方向の静電場の効果が調べられた。粒子間に反作用を及ぼす静電相互作用は、特に高電流領域で動重力ポテンシャル中での捕捉電子の周期的な旋回運動を妨げることがわかった。捕捉電子の不規則な回転は輻射場からエネルギーを持ち去る非捕捉電子を増加させる。その結果、長いウィグラー長に渡って平均化されたエネルギー変換効率は、捕捉理論から予測される値よりも低い値にとまることが明らかになった。
岸本 泰明; 小田 久子*; 志甫 諒; 小田島 和男; 前田 彦祐
JAERI-M 89-088, 27 Pages, 1989/07
高電流ラマン領域自由電子レーザーにおいて、エネルギー変換効率に対する静電場の効果が、実空間1次元の増幅コードを用いて調べられた。粒子間に反作用を及ぼす静電場は、動重力ポテンシャルに捕捉された電子の周期的な旋回運動を妨たげ、そのため捕捉粒子は幅射場から運動エネルギーを得ながら非捕捉粒子に変化して行くことが明らかになった。その結果、長いウィグラー長に渡って平均されたエネルギー変換効率は、捕捉理論から予測される値よりも近い値に止まる。さらに、軸方向の有限なビームのエネルギー広がりは、非線形性の強い捕捉状態では静電力を弱める働きがあり、そのため、高電流の作動領域であっても捕捉粒子の周期的な旋回運動を回復させることがわかった。
岸本 泰明; 小田 久子*
JAERI-M 89-061, 59 Pages, 1989/05
自由電子レーザーの基本設計に有用である、実空間1次元・単一モードの非線形FEL増幅コードが作製された。ウィグラー磁場はヘリカル形状で与えられ、電子ビームの安定伝搬のための縦磁場、ビームのエネルギー広がり、さらに、任意形状のTapered Wigglerが考慮されている。また粒子間の静電的な相互作用が取り入れられているため、コンプトン領域から、ビームの電流密度の大きなラマン領域の比較的広い動作領域に渡っての非線形過程まで含めた、FELの動作特性が解析できる。ここで開発されたFELコードは、約97%のベクトル化率を有しており、装置設計の最適化を行うためのパラメータスタディにも通している。